【書評】『天才性が見つかる 才能の地図(鈴木祐)』の感想

自分の才能って何だろう?

2023年7月に出版された、サイエンスライター鈴木祐さんの著書「天才性が見つかる 才能の地図」を読みました。

私自身、自分の強みって何だろうと考えることがあり、本書を手に取りました。

前半部分は才能とは何なのかが書かれており、後半部分は才能をどう使うかが書かれている。

本書を読んで、才能に関する理解が大きく変わりました。

好きと得意で才能を探してはいけない

・好きなことで生きていく
・自分の得意なことを仕事にしよう

こんなことを言われたりするが、そのどれもが必ずしも正しくないようです。

好きなことは変化するものですし、好きな仕事の中にも嫌なことがあって期待を持ちすぎるのもよくない。

得意なこととは、その状況において望まれる特徴にすぎず、得意に注目しすぎると才能を見逃してしまうこともあります。

得意≠才能

得意…今の状況で望まれる特徴
才能…かたよりが評価された状態

優位なかたよりと他人よりコストあたりの成果が大きいもので、他人より秀でているものではありません。

よって、苦手や嫌いも優位なかたよりになり得ます。

才能はかたよりで決まる

才能は所属するグループにおけるかたよりが評価された状態です。

所属するグループでどのようなかたよりが活かせるか分析する方法が詳しく記されています。

評価されたいフィールドを分析して、そこで必要なかたよりを活かせているかをワークに沿って分析できるので是非本書を手にとって見てください。

結局何したらいいのか

この世界は異能バトルで、自分の優位なかたよりをどう使うかが大切です。

選択肢が無数にあるこの世界では、異能を活かせるチャンスは多いですが、一方で選択肢の多さで人生の先が見えなくなるという問題を抱えることもあります。

選択肢が多すぎて何したらいいか分からないというのは、私自身も感じています。

私はこの問題について、正解はやってみなきゃ分からないので、とりあえずやることを決めて、本書に沿って異能の使い方を考えていけばいいのかなと感じました。

こんな人におすすめ!

・自分の才能について悩んでいる
・自分に何が向いているか分からない

こんな方には、是非本書をお手にとってください。

あなたの悩みを解く一助になると思います。

目から鱗の情報がたくさんあって面白かったです。

気になった方は読んでみてください。

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